ウチの CTO が毎年やっていて、「今年は僕も振り返ってみようかな」という気持ちになったので書いてみます。振り返りは大事だな、と言うことで!
単身赴任
2015 年 9 月に株式会社グラニに転職し、単身赴任生活が始まって早 1 年 3 ヵ月が過ぎました。転職して本当によかったって思っています。素晴らしいメンバーと毎日精一杯仕事ができているし、仕事ってこんなに楽しいんだなぁって社会人になって初めて思えました。...ただひとつを除いて。
それは家族と一緒にいる時間がものすごく少ないこと。これは単身赴任をしているので当然ですし、その選択をした自分のせいなのですが。家族って本当に大切だなぁとか愛しいなぁと改めて感じています。悲しませているとは思いつつ、自由にやらせてもらっていることに多大なる感謝が尽きません。だからこそ毎日何時間働いてもツラくないし、自分が選択したんだからって前向きになれます。そして帰省しているときは極力一緒に時間を過ごす、という (当然の?) 努力をするようになりました。単身赴任をするまでは「自分の時間をいかに確保するか」ばかりを考えていましたが、毎日が自分の時間になってしまった今はその逆ですね。以前にも増して仕事とプライベートにメリハリがついたのも良かった。
家族の理解とサポートって本当に素晴らしいですね。改めて、ありがとう。
どうして転職したの?
と、たまに聞かれます。「あんなに福井が好きって言ってたのに!」みたいな。すべてはコレだと思うんです。
スーパーマリオランのcopyrightにUniRx!一番上という粋な計らい(?)が嬉しいですね! https://t.co/F2lrkoumjX pic.twitter.com/C3RnYgb7UY
— neuecc (@neuecc) 2016年12月16日
プライベートではお友達 / 仕事では上司なこの方があまりにも、あまりにもブッ飛んでる。本当にリスペクトの極み。そんなスーパーな方の近くで仕事したかったから、というのが率直なところです。福井の田舎の会社で井の中の蛙にはなりたくなかった。そのためには環境を変えなきゃ / 冒険しなきゃって思えて、それで転職を決心しました。環境を変えるのが自分を変える最短かつ最高の方法だと思います。
もちろん、グラニ開発部のメンバー全員が素敵な個性と素晴らしい技量を持っていて日々尊敬していますし、毎日社内チャットでやりとりされる内容を見ているだけでレベルが高くて本当に勉強になります。
お仕事
入社してから 1 年ちょっと、グラニのメインタイトルである神獄のヴァルハラゲートの開発/運用をしてきました。日々の小さな改修はもちろんのこと、ユーザーさんが大いに盛り上がるイベントの実装までいろいろです。もちろんショックに沈む失敗もあったけれど、24 時間 365 日動き続けるゲームの運用の難しさや楽しさをいっぱい体験しました。ここで得た経験と自信はかなり大きい!
夏にはグラニ開発部初のインターン生として @nanTosaka2 くんが 3 週間来てくださり、僕がメンターを担当していました。毎日「なんでこんなに優秀なの?」と目を丸くするばかりで、教えてもらうこともいっぱいありました。インターン終了後にブログを書いてくれたのを見て、ひとり泣いたのは本当です。とても有意義な時間を過ごせたみたいでこちらも感謝に絶えません。お疲れさまでした!本当にありがとね!
そして考え方や心境も結構変化しました。以前は「べき論」をかなり振りかざしていて、ちゃんとしていないことが大嫌いでした。それで喧嘩したり失いそうになったものもありました。そんなことにはもうなりたくないですし、そうしないための妥協を覚えた気がします。「人」をベースとした考え方の大切さ、忘れないようにしたいです。
グラニに入ってからは寛容度がすっごく上がった。まさに「Done is better than perfect」。できなかったら意味ない。「なんとか警察」じゃないけど正しさの追求は人を困らせるときもあるから大いなる妥協も大切だな、と。https://t.co/WvkkDVDQaF
— じんぐる / 逃げ恥中毒者 (@xin9le) 2016年12月29日
C# 7
プライベートでは C# 7 のことばかり追いかけていて、重鎮 @ufcpp さんからお叱りを受けたりしつつ、新機能を先駆けて触ってみたのをベースにレビュー記事を書きまくっていました。社内で唱えていた言葉は「日本で最初に触ってみた系の記事を書く」でしたw そこだけは達成できたかなと思います。
勉強会でも C# 7 を唱え続け、C# 7 に関するセッションを半年以内で 3 回もやりました...(ぇ とは言えかなり好評で、de:code 2016 の直前にやったものが「de:code 2016 本体のセッションよりも詳しくてよかった」という評価もあって本当に嬉しかったです。C# 7 のリリースは楽しみにしています。
Hackathon
2015 年に引き続き 2016 年もハッカソンにちょこちょこ出たりしていました。SPA JAM 2016 というヤツでは東京の予選で最優秀賞を受賞して決勝に行ったりもしました。その様子はかなりの数のメディアで取り上げられ、素直に嬉しかったです。とは言え決勝ではしっかり負けたので、結果は何も残してないに等しいんですが!
紅白歌合戦の著作権表示
今日 12 月 31 日と言えば大晦日!大晦日と言えば日本中が楽しむ紅白歌合戦!そんな紅白歌合戦の公式アプリに Reactive Property が採用され、僕の名前も著作権表示に載りました!
「なんでお前がやねん!」というと、元々は @neuecc さんが作っていたライブラリなのですが、メンテが止まっていたので数年前から @okazuki さんと僕でメンテするようになりました。今は issue 対応のときの方針をどうするかを相談したり程度のただのお手伝いマンでしかないのですが、コントリビューターとして名前が入っているのでオマケとして載せていただいた感じです。これも嬉しい出来事でしたし、棚ぼたではありますが感謝に絶えません。
VR
「現在のお仕事は?」と言うと 2016 年 10 月からは新設された VR 部に異動し、その初期メンバーとして活動しています。VR 部発足の経緯などはプレスリリースが出ています。
そんな Grani VR Studio 最初のプロダクトとして、弊社の六本木ヒルズオフィスを完全再現した Grani VR Office Tour を作成しました。Japan VR Summit 2 にもブース出展し、非常に良い評価をいただきました。TBS のあさチャン!でも取り上げてもらったりしました :)
と、最近は毎日 VR という新しい時代のためにメッチャ頑張ってます。けれど、まずまず僕自身が VR に出会ったのが 2016 年 4 月くらい。超新参者だし Unity も初心者なで毎日 ウーン...ウーン... と唸っていますが、日々新しいことにチャレンジできるのって本当に幸せなことだと思います。仲間と一緒にインパクトを残せるよう取り組んでいきます。2017 年はそんな全力の一年!
まとめ
この歳になると人のつながりの大切さに改めて気付かされます。そのためにも Team Geek にある HRT の精神は大切だなぁと痛感しますし、今後も大切にしていきたいと思っています。その上で来年はさらに加速していきます!今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
そして、この 1 年に @neuecc さんと取締役で VR 部長の福永からいただいた金言を忘れないように。
モノを作るときに忘れちゃダメなこと 3 箇条
- 作らない
- 薄く作る
- すぐ捨てる
未来はでっかく
- 未来を作るのは、エンジニアのちょっとした創造力